麻酔について
麻酔
日本麻酔科学会、及び、国が認定する麻酔専門にあたる麻酔科標榜医である院長が手術内容・健康状態・患者様のご要望を考慮した上で最適な麻酔方法を選択しております。
麻酔目的は、手術の痛み、不安、苦痛を取り除き、体に負担の少ない方法でより大きな効果を上げることです。
麻酔科医であるからこそ、負担の少ない、安全・適確・高度な麻酔を安心して受けられます。
異常事態を予測、防止、察知することにより全身の安全確保につながるのです。安全に麻酔を受けていただく事と、術後の痛みや苦痛をも最大限抑えられる様努めさせて頂きます。
麻酔とは
大きく分けて全身麻酔と局所麻酔に分かれ薬物を使用し、人為的に痛みや痛覚、苦痛を取り除くことです。
麻酔の種類
局所麻酔 | 内容 | |
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表面麻酔 | ゼリー、クリーム、テープを使用し術部の表面のみの痛みを軽減させます。 | |
浸潤麻酔 | 針を刺して麻酔を注入する事により術部の痛みを取り除き無痛にさせます。 | |
伝達麻酔(硬膜外麻酔) | 背中の硬膜外控へ麻酔液を注入し範囲を限定して無痛にさせます。 |
全身麻酔 | 内容 | |
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笑気麻酔(吸入) | 鼻マスクから笑気ガスを吸入し、不安や不快を和らげ鎮静させる作用があります。 | |
吸入麻酔 | 口から麻酔ガスを吸入し、眠った状態になり無痛にさせます。 | |
静脈麻酔 | 点滴から静脈内への薬を注入し、浅く全身に麻酔をかける事により一時的に眠くなり、無痛にさせます。 |
治療には、ほとんど局所麻酔が必要になりますが、その麻酔自体が苦痛に感じてしまう患者様が多いのです。
治療に絶対必要な麻酔の苦痛を取り除くために色々な麻酔を組み合わせる事で、負担を軽減させ、精神的ストレスを緩和する事が可能になります。
吸入麻酔の中でも笑気麻酔というのは、局所麻酔時のみの痛みを取り除く事ができ、時間にすると3~5分程で目覚めます。
全身麻酔の場合、最少量の麻酔薬と静脈麻酔の併用と調整で無痛状態にしますので、日帰りできなくなるといった心配は必要ありません。