加齢に伴い額に深いしわ(シワ)が何本も入ってしまったり、眉の下垂によって老けて見えてしまうと言った悩みに有効な治療が額リフトになります。
眉上部と額の間にある筋肉を前頭筋（ぜんとうきん）と言いこの筋肉の衰えと、重力による皮膚のたるみ(タルミ)で額の横ジワが生じます。
前頭筋の衰えは、額のしわ(シワ)を生じるだけでなく上まぶたのたるみ(タルミ)も助長し、よって目の開きづらさから、額の筋肉を使って目の開閉をしようとします。
目の開閉を前頭筋によって行う事から額の横ジワを悪化させ、まぶたのたるみ(タルミ)による物の見えづらさから眉間の縦ジワが生じるのです。
額のしわ(シワ)により前髪をアップに出来なかったりファンデーションがしわ(シワ)に入り込んでしまったりと日常の中でも悩みは大きくなってきます。
額リフトは前髪の生え際、もしくは生え際から２〜３cmの有毛部を切開し、眉上の付近まで丁寧に剥離します。
剥離の目的は、皮膚の可動を可能にする事と衰えた筋肉を広い範囲でしっかりとリフティング固定する事で確実な効果を出す事です。
前者は皮膚の広い可動スペースにより術後皮膚の緊張（傷口より逆に戻ろうとする力）がかからず傷が生え際から額方向へ出てきてしまう事を予防しますので後遺症を残しません。
額リフトは額の横ジワ改善・上まぶたの軽度たるみ(タルミ)改善に有効な若返り治療になります。
Q.髪の毛（一部）を剃りたくないので耳前からの切開でも効果は出ますか？
A.側頭部から耳後部の切開で目元・ほほ・アゴ・首元のトータル的なリフティングが可能です。切開範囲の始点が耳前ですと、ほほ・アゴ・首元のリフティングが可能になります。
Q.糸はレントゲンに写りますか？
A.リフティング効果を出す為に固定する糸は、ほぼレントゲンに写りません。
Q.周りに気付かれずに手術する事は可能ですか？
A.腫れのピークは治療後より３日間で、１週間後には５〜８割程腫れは引きます。創部はガーゼとテープで耳を中心に固定しますのでご家族の方はもちろん、腫れが引くまでは周りの方が見ても分かります。最低限、ご家族の方には相談・ご理解頂いた上でのご治療をお勧めします。
Q.切開部は時間が経てば髪の毛（眉毛）は生えて来ますか？
A.切開上は、脱毛され毛が生えてくる事はありませんがこめかみリフトやフェイスリフトは生え際から数センチ内側を切開しますので周りの毛で傷口は隠せます。
Q.リフトにより目元が吊り上りすぎたり口角が上がりすぎたりしますか？
A.目元・口元を不自然に吊り上げる治療ではなく、たるみ(タルミ)やしわ(シワ)を取り除く治療ですので症状が改善される分のリフティングと皮膚の切除を行います。デザインを繰り返しますので不自然になる心配はありません。
Q.１回の手術で効果は確実に分かりますか？
A.現在ある皮膚のたるみを切除する事で皮膚のハリを実感出来、若返りは可能ですが、治療後の老化がストップされる訳ではありませんので５年・１０年経てばしわ(シワ)やたるみ(タルミ)は出て来てしまいます。
Q.左右のほうれい線の深さが違いますが治せますか？
A.しわ(シワ)・たるみ(タルミ)も左右差はありますので差を小さくする様、デザインを繰り返しますのでしわ(シワ)などの左右差も縮まります。
Q.傷が耳前より何センチも前に出てくる事はありませんか？
A.皮膚を切除し、縫合するだけではなく、スマス（筋膜）・靭帯・脂肪もしっかりとリフティング固定しますので皮膚の重みや厚みにより傷と逆方向へ引っぱられる力は働きません。また、傷口も真皮・表皮縫合しますので心配いりません。
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